住宅ローンを払っていくことができないケース

 

住宅ローン支払い困難からの自宅売却

 

住宅ローンは誰でもくめる訳ではありません。金融機関も返済が確実という人以外にはお金を貸すことはありません。お金が戻ってこなかった場合、大きな損失になるからです。ですが、その反面、条件を厳しくしすぎると今度はお金を貸す相手がいなくなるため、お金を貸す場合にもおそらくこの人にお金を貸しても高い確率で完済するだろうという程々の条件にしてあります。実際に数字を見ればわかりますが、住宅ローンの審査を受けた人のうち5人中4人は審査に通っています。

 

このように住宅ローンを借りる時、返済可能と金融機関から太鼓判を押されたにもかかわらず、7軒のうち1軒ぐらいは住宅ローンが払えずに自宅を売却しなければならないのです。これには様々な事情がありますが、審査の段階で勤めていた会社ボーナスがカットされたり、リストラされた場合などがきっかけになっています。

 

たまたま不運だっただけなのかそれとも計画性がなかったのかはわかりませんが、事情がどうであれ、住宅ローンを払えないのであれば住宅を売却しなければなりません。

 

住宅ローンが払えずに自宅を売却する場合には、基本的に売却額よりもローンの残額の方が少ないことが条件になります。なぜなら、住宅を売却した上でさらにローンが残ってしまえば誰も得をしないからです。債務者(売り主)は家を失った上にローンの残額を支払って行かなければなりませんし、債権者(金融機関など)も全額返済されないだけでなく、担保がなくなってしまった状態のため回収のめどが立たないのです。

 

ですが、例外的に住宅ローンが残っていても家を売却することができることがあります。一つが、家を売った後に残った住宅ローンの残額を分割で返済する方法です。もう一つが任意売却です。任意売却は債権者と債務者、そして仲介業者の三者が話し合って相場で家を売りに出すのです。売った後のローンの残額は債権者と話し合ってどうするか決めますが、毎月分割払いにすることが多いのです。